ヒアルロン酸
◆ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は1934年に米国コロンビア大学教授マイヤー氏等によって、牛の眼球の硝子体から発見された成分で、ムコ多糖類の一つです。
名称の由来は、ギリシャ語で硝子体を表すヒアロイド(Hyaloid)と多糖体の構造単位であるウロン酸(Uronic acid)の2語の合成語Hyaluronic acid(ヒアルロン酸)と呼ばれるようになりました。又、学術上では、ヒアルロンナン(Hyaluronan)と呼ばれています。
その後の研究によって、ヒアルロン酸は硝子体だけではなく、皮膚、臍帯、関節、脳、心臓、腎臓など、体内の至るとこに存在していることが解ってきました。 又、動物では鶏の鶏冠(トサカ)などにこのヒアルロン酸が多く含まれていることが解っています。
◆ヒアルロン酸の特徴
ヒアルロン酸の最大の特徴は、1グラムのヒアルロン酸で6リットルもの水分を保持すること出来る点です。又構造上、温度や湿度に影響されず、常に安定した水分を保持しています。この水溶液は非常に粘弾性が強い性質を持っているため皮膚の潤いや肌のハリを維持する役割を担っています。
純粋なヒアルロン酸は白色した綿状の形をしており、水を加えていくと溶液状から無色透明なネバネバとしたジェル状になり、手に塗ってもほとんどべとつか無い特質を持っています。
◆ヒアルロン酸の役割と働き
ヒアルロン酸は細胞と細胞の間に多く存在しており、その優れた保水力で水分を含むとドロッとしたジェル状になりクッションの役割をして細胞組織を保護したり、全身に栄養素を供給し老廃物の除去したりという重要な働きをします。
◆ヒアルロン酸の代表的な存在場所と働き
=皮膚=
ヒアルロン酸は特に真皮に多く含まれています。ヒアルロン酸の多い皮膚には水分が十分に保持されて皮膚に潤いが有りますが、ヒアルロン酸が不足している皮膚は水分が少ないので肌の張りが無く乾燥肌になります。
=関節=
関節軟骨や関節液に含まれるヒアルロン酸は、関節内の骨と骨が擦り合わないように関節が円滑に動くように、又飛んだり跳ねたりした時衝撃を和らげる働きをします。
=眼球=
硝子体に存在するヒアルロン酸は外部からの衝撃を和らげる為の緩衝効果があり、又、眼球の組織形状を保持する働きをしています。
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